「変わりたいのに変われない」と感じていませんか?
周囲や理想と比べて落ち込んでしまう
「変わりたい」と思うのに、なかなか続かない。
そんな自分に嫌気がさして、「やっぱり自分には無理なのかも」と落ち込んでしまう。きっと、そんな経験をしたことがある人は少なくないはずです。
「変われない」「失敗してしまう」理由は意志の弱さじゃありません。
誰かの成功や成果をSNSで見て、焦ったり、羨ましくなったり。
周囲と比べては「自分はダメだ」「自分は劣っている」と感じてしまうことがあるかもしれません。
でも実際は「変われないのは意志が弱いから」ではなく、「変わる仕組み」が整っていないだけだと思うのです。
私自身も変われなかった時期がありました
結果を出せなかった現場での葛藤
私も以前は、「どうして自分はこうなんだろう」と、自分自身に嫌気がさしていた時期がありました。
仕事では、結果を出せない自分にプレッシャーを感じていました。
自分の理想通りには回復しない、障害を抱えながら生活を続けていく患者さんの姿を前に、「自分の力不足なんじゃないか」と無力感を覚える毎日でした。
極端な行動と自己嫌悪
プライベートでは、学生の頃と比べてお酒を飲む機会も増え、体型はみるみるうちに変わっていきました。
仕事のストレスも相まって「こんなはずじゃなかった」と思いながらも、食べては後悔、飲んでは後悔し、気づけば自分自身をどんどん嫌いになっていました。
そんなある日、「変わらなければ」と思い、私は極端なダイエットに走りました。
インターネットで見た情報を全て正しいと思い込み、鶏胸肉ともやしだけを食べ続ける日々。
仕事では自分のプライドを守るために、先輩のどんな質問にも答えられるよう、徹夜で教科書を読み漁ることもありました。
今思えば、「患者さんのため」と言いながら、実際は自分が壊れないように、自分の心を守ることに必死だったのかもしれません。
小さな変化が自分を整えていった
けれど、そのやり方では心も身体も持ちませんでした。失敗を繰り返し、自己嫌悪ばかりが積み重なっていったのです。
そんな失敗を繰り返す中で、意識を変える出来事がありました。
「できる様になったよ」患者さんからの一言でした。
本当に救われました。「辛い毎日は無駄じゃなかったんだ」と。
そこから何事も一気に変わらない、「小さな積み重ね」が「少し先の結果」になるんだと意識が変わりました。
食事も運動も「無理なく続けられること」を選び、仕事でも「結果」ではなく「地道なプロセス」を意識するようになってから、少しずつ自分自身のメンタルも落ち着き、気がつけば仕事もプライベートも以前よりずっと充実していました。
「結果や他人は変えられない。でも、過程と自分は変えられる」
考え方が変わった言葉
私がずっと大切にしている言葉があります。それが、「結果や他人はコントロールできないが、過程や自分はコントロールできる」という考え方です。
努力は義務ではなく選択
そこから、私の物事に対する捉え方が大きく変わりました。結果を求めて無理をするのではなく、自分にできる範囲の行動に集中することが出来る様になったのです。
以前の私は、「苦しくても努力はするもの」「頑張らなければ意味がない」と思い込んでいました。だからこそ、極端なダイエットや、睡眠時間を削っての勉強など、限界まで自分を追い込んでしまっていたのだと思います。
小さな行動が現実を変えていく
でも今では、努力は「義務」ではなく「選択」だと考えています。自分が心から大切にしたい目標や価値観が明確になっていれば、頑張ることは自然な流れとして湧き上がってくるものです。
「なぜ続けられないんだろう」と悩んでいた頃と比べて、今の私は、肩の力を抜いて、自然体で物事に取り組めるようになりました。大切なのは、「自分が何をコントロールできるか」に目を向けること。そしてそれは、小さな習慣の積み重ねから始めることができるということです。
このブログで伝えたいこと
心と身体を整える習慣が人生の土台になる
このブログでは、私自身の経験や、理学療法士としての知識・視点をもとに、「心と身体を整える習慣」について発信していきます。
現場で得た気づきと価値観
メンタルの調子が整わないと、運動も続かない。逆に、身体を動かす習慣が整ってくると、心の安定にもつながる。そんな相互関係を、私は仕事でもプライベートでも数多く感じてきました。
また、リハビリの現場では「努力してもすぐに結果が出ない」「制限がある中で生活する」ことに向き合う方々と日々接しています。だからこそ私は、「結果」よりも「過程」に目を向けることの大切さを強く実感しています。
読者への願いと届けたいこと
このブログでは、忙しい日々の中でも無理なく続けられる習慣、メンタルの揺らぎに気づき整える方法、継続のコツや小さな工夫などを、わかりやすく実践的に届けていきたいと思っています。
そしてなにより、辛いことも受け入れながら、それでも自分のために前を向いていけるように、読んでくれた方の支えになれたらと思っています。
“変える” ではなく “気がつけば変わっている”
変わろうと力むことの落とし穴
「自分を変えたい」と思う気持ちは、とても前向きで素敵なものです。
でも、私がこれまでの経験で感じてきたのは、「変わろう」と力むほどに上手くいかない事も多いということです。
「変えよう」「頑張ろう」「もっと良くなろう」――
そう思うことも素敵なことです。
けれど、それがプレッシャーになってしまうと続けることが苦しくなってしまいます。
自然な変化を生むための考え方
だから私は、こう考えるようになりました。
“変える” ことを目指すのではなく “気がつけば変わっていた” という状態を目指そうと。
そのためには、特別なことをする必要はありません。
むしろ大切なのは、「完璧を目指さないこと」「小さなことを丁寧に続けること」です。
最初の一歩は、完璧じゃなくていい
たとえば...
「朝10分だけ早起きしてみる」だけでも、一日の気分が少しだけ変わるかもしれない。
コンビニで甘いものを手に取る前に、「今日は一つだけにしてみる」でもいい。
そんな小さな習慣の積み重ねが、“いつの間にか”「自分を大切にできる自分」へ変えていくのだと思います。
この先の投稿では、日々の習慣づくりに役立つアイディアや、心と身体を整えるためのヒントを少しずつお伝えしていきます。
完璧じゃなくていい。まずは今日、ひとつだけ始めてみませんか?